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心臓病治療のトップ医師が企画・発信するオンライン研究会配信が、3ヶ月間で視聴者1万人を記録
株式会社ハート・オーガナイゼーション(本社:大阪市淀川区、代表取締役:菅原俊子)の運営する医療技術の情報共有ライブ配信サービス「e-casebook LIVE(イー・ケースブックライブ)」では、心臓病(心筋梗塞、狭心症など)治療のトップ医師が企画・発信するライブ配信などを続け、2020年6月15日~9月14日の3ヶ月間で累計視聴者数(医師・コメディカル)が1万人を突破しました。
医師は日々進化し専門性が高くなる治療法や、新しいテクノロジーの最適な使用方法について学び続け、最善の治療を患者に提供したいと考えています。同時に、自身が行う臨床行為に不安を感じているという実態があります(※1)。その背景には、医師が忙しい病院での業務の合間に、学び続ける仕組みに課題がありました。例えば、地方の医師にとって遠方で開催される学会に病院業務を離れて学びに行くことが難しい、という現実がありました。さらに、今年2月から新型コロナ感染拡大が進み、新しい技術や研究についての情報共有する学会・研究会の会場に集まることが制限される状況が続きました。このような課題を解決し、病院にいながら地理的な制約なく学べるサービスがe-casebook LIVEです。当サービスの強みは、カテーテル室/手術室からの生配信で技術の共有や発信ができることです。参加者は他院の医師がどのように手術をしているのか実際の手技を見ることができ、なぜそのような方法を取るのか質問もできるため、最適な手術方法について参加者間で合意形成することができます。また手術の標準化や医療の発展にも貢献します。
現在は学会・研究会開催が非常に困難な社会情勢のため、実際に会場に集まる形での学会・研究会の開催からオンラインでの開催へ移行しており、医師の学びの場でも確実にデジタルトランスフォーメーションが進んでいます。
なおe-casebook LIVEは整形外科や脳神経外科領域における学会・研究会にも採択され配信を控えています。今後も、どのような状況下でも医師の学びの場を継続すべく、更なる事業拡大を目指していきます。
【参考文献】
※1 Medpeer – 「医療事故の刑事罰への不安」に関する調査結果 – 医師の90%が不安を感じる
https://medpeer.co.jp/press/_cms_dir/wp-contenthttps://cdn.heartorg.co.jp/2015/05/Posting_20150507.pdf
【e-casebook LIVEの概要】
e-casebook LIVEは、ライブ研究会の手術や治療の映像をインターネットでライブ配信することで、参加者の時間と距離の制約をなくします。さらに、議論をリードする座長やコメンテーターも1つの場所に集まることなくインターネット経由で参加できるようにし、登壇者にとっての制約もなくしました。これにより、テーマや症例に応じて最適な座長・コメンテーターが登壇できるようになり、これまで以上に充実した議論が実現できます。医師限定サービスなので、ライブ中はコメント欄でライブ配信中のトップ医師に質問を投げ、回答を得るなど、深い議論をすることができます。
サービス URL:https://www.e-casebook.com/cardiology
【会社概要】
株式会社ハート・オーガナイゼーション
設立:2004年1月
所在地:大阪府大阪市淀川区西中島5-5-15 新大阪セントラルタワー4階
代表者:菅原 俊子
資本金:2億円(資本準備金含む)
事業内容:医師のための症例検討プラットフォーム「e-casebook」サービス事業
URL: https://www.heartorg.co.jp
- 2000年に、医師向けの学会事務局の受託業として大阪市で創業。数々の専門医と関わる中で、医療現場特有の課題をIT技術で解決することを目的に、2014年に医師のための症例検討プラットフォーム「e-casebook」を開始。
- 2019年4月、医療技術の情報共有ライブ配信サービス「e-casebook LIVE」スタート。サービス開始から現在まで累計視聴者数2万人を突破し、月間14本以上のオンライン研究会を基本無料で配信中。